R.シュトラウス:ばらの騎士*楽劇 [DVD]



R.シュトラウス:ばらの騎士*楽劇 [DVD]

ジャンル:DVD
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演奏はいいと思うけど、映像が・・・

 多分こう思うのは私や私の兄だけではないだろう。
映像を見て、どこか一代前の衣装をそのまま20年後に
持ち込んでいる感じを拭い去ることができない。
要は、どこか気持ち悪い・・・。
 オペラというのはこういうものだと思う人も
いるだろう。だが他のカラヤンのオペラ映像は、
同じ曲も含めもっと新鮮な感じがあった。
同じ曲でも、例えばカルロス・クライバー
の映像を見ても・・・。その点がとても残念だ。

 演奏は、当時作曲したR・シュトラウスの年齢
や意図を踏まえると、冴えない印象を持っている
人もいるだろう。欧米の批評も全体的にそういう
傾向にある。
 だが、自分はこういう表現で、こういう見方も
あるのか!と思い逆に楽しく聴けた。映像の演奏は
CDよりまだ生き生きしていて、カラヤンの意図が
より分かりやすくなっていると思う。歌手では、
クルト・モルの歌が聴き応えがある。
 それだけに映像が・・・。
音楽は傑作、演出はもう一押し。

CDのカラヤン盤と同じ主役・オーケストラでの演奏。
バルツァは、小間使いの女中にしても若いツバメにしても、
外見的には微妙だけれど、艶やかな声と歌にはうっとりする。
薔薇の献呈の場面や3幕の三重唱以降、とても素晴らしい歌を聴かせる。
ペリーは少し大柄で大味な感じだが、理知的な声を聞かせている。
トモワ=シントウは、少し喉が締まった感じの歌唱で気になるが、
Marschallinの堂々さはしっかり持ち合わせている。
ザルツブルクの間口の広い舞台が少し興ざめで、
カラヤンの演出は最高級のものとは言い難いが、
この歌劇のライブ映像としては第一級のものだと思う。
肩の凝らないオペレッタ風エンターテイメント

解説書によると、ホフマンタールはR.シュトラウスの大仕掛けの音響ドラマは余り好まなかった様子。
その点この「ばら・・・」はCDで聞くのとは少し違って、R.シュトラウスの後期室内オペラ風要素をビジュアル的に演出していて好感がもてる。
会場のホール残響などCDなどと異なり、拡散しないのでリアル感もある。これは、好みによる。

ソリストは歌唱及び映像的に申し分なし。
全曲一気に鑑賞できる。
最初の「ばらの騎士」にどうぞ!

私にとって、はじめての「ばらの騎士」でしたが、
なんと新鮮な魅力にあふれていたことか!
どの歌手も、まさに適役で、すばらしいです。
やっとDVDで見られることになったわけです。
最初の「ばらの騎士」の映像として、お薦めしたいです。



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